いびき・睡眠時無呼吸症候群の治療法

いびき・睡眠時無呼吸症候群の治療法


鼻マスク療法
マウスピース
外科手術
気管切開
生活習慣

鼻マスク(CPAP:持続陽圧呼吸療法)


 適応 : 重度までの睡眠時無呼吸症候群

 睡眠時無呼吸症候群に用いる装置で頭部固定のゴムマスクを鼻に装着し、ポータブルのコンプレッサーを使用して加圧した空気を人工呼吸器のように鼻から気道に送り込みます。効果が高く睡眠時無呼吸症候群の治療として用いられています。

 気道内を陽圧にさせ、空気を人工的に送り込むことが可能です。舌の落ち込みによる閉塞も防止することが出来ます。症状は翌日より大幅に改善されるため、熟睡出来るようになります。

 また、無呼吸症は睡眠中酸欠状態になりやすいため循環系合併症の心拍数増加、高血圧、不整脈といった症状が現れます。装置を使用することにより空気を十分取り入れられ、体内の酸素量も増えることになります。よってこれら合併症の抑制にも有効な方法でしょう。



 ただし、弊害もあり寝苦しいなど不快感が出ることや、加湿機能の付いていないタイプは喉が渇いたり、痛くなる、鼻が悪いと使えないことがあります。使用できない場合はマウスピースや手術などの治療になります。

 装置はポータブルですがホースやマスクの手入れが必要で持ち運びには不便もあり、電源がないところでは使えないことがあります。また、いびき治療には保険が適応されません。購入には数十万円程度必要です。

保険の適応
・入院検査で中度〜重度の無呼吸症と診断されること。
・毎月一度通院が可能であること。
・以上が満たされると毎月数千円で使用可能。

 
注:保険適用かどうかは、健康保険を取り扱っている医療機関にご相談ください。

 





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